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グローバルな子育てといえばこの一冊!
今日は、わが家でとても人気のある一冊の絵本を紹介したいと思います。
親子で一緒に読むと、いつも「やっぱり夢って素敵だね!」とか「世界についてもっと知りたい!」などと思わせてくれる貴重な絵本です。
絵本の題名は「風をつかまえたウィリアム」 。もともと英語で書かれた絵本ですが、和訳版もあります。どちらもオススメですが、おうち英語をやられているという方には、もちろん英語版 がオススメです!
この絵本のあらすじ
ずっと雨が降らなくてトウモロコシも育てられなくなったアフリカにあるマラウィ共和国でのお話です。
そこに住んでいる14歳のウィリアムは、工学にとても興味がある少年なのですが、一家は非常に貧乏で、電気もご飯もなくて、学校にも通えていません。それでもウィリアムは「科学者になって、いろんな物の動き方を理解してみたい!」という大きな夢を持っていました。
ウィリアムは、来る日も来る日も近くにある学校の図書館に通っては、そこにあるすべての工学の本を読み尽くしてしまいます。その結果、14歳という若さで「自分で風車を作って、村に電気を通そう!」というアイディアを思いつき、それが実現した時に、村全体を貧乏から救った、という実話に基づいたお話です。
この絵本でできる語りかけ例文
もうご存知だと思いますが、アメリカでは、絵本の読み聞かせの時間に、ページに書いてある文章を、ただただ一方的に読み上げるのではなく、絵本の物語や登場人物を使って親子で世界について話し合ったり、意見を伝え合ったりします。
日本人はそういう読み聞かせのスタイルに慣れていないと多くの親御さんから聞いていますので、今回の記事では、この「風をつかまえたウィリアム」を読みながら、親子でどのように「夢を持つ大切さ」について話せるか、いくつかのアイデアをシェアしたいと思います!
ウィリアムは「科学者になりたい」という夢を持っていました。その夢があったお陰で
- 毎日、長時間、科学の本を読むことができた
- 英語が理解できなかったのに、英語の辞書を使いながら工学の本と教科書を諦めずに読んでいた
- 科学を使って自分の住んでいる村全体を救うことができるようになった
この話はフィクションではなく、実話です。つまり
この絵本を読みながらお子さんとどういうグローバルなお話ができるか、以下に紹介します。
アメリカと日本のハイブリッドな子育て法レバイン式子育て®のお子さんへの語りかけ3STEPに沿って、語りかけ例文をいくつか紹介します。グローバルで活躍できる子どもを育てたいと思っていらっしゃる親御さんにはぜひ、こういった語りかけをしていくことをオススメします。
お子さんへの語りかけ例文
語りかけ例文1
すごいね! 何歳でも、世界を変えられるね! この絵本を読むまで、ママもそういうことに気づいていなかった!
語りかけ例文2
ウィリアムはまだ14歳なのに、自分の村のために頑張っているね。毎日、学校に行けなくて、仕事ばかりして、大変そうだね。
語りかけ例文3
夢って大事だね! ウィリアムは科学者になりたかったから、科学をたくさん勉強して、結局、自分の村を救うことができたね!
語りかけ例文4
ウィリアムは工学者ではなかったのに、基本的な科学だけで、立派な物が作れるようになったんだね! スキルも大事だけど「夢」も大事だね!
語りかけ例文5
人の夢ってやっぱり大事だね! 夢がなければ「これをしたい!」という気持ちがなくて、何をすればいいのかわからないもんね!
語りかけ例文6
世の中には学校にも行けないぐらい貧しい人がいるんだね。うちには毎日ご飯もあるし、学校にも行けるし、やっぱり恵まれているね。
語りかけ例文7
世の中にウィリアムのようにお金のない子どもがたくさんいる。そういう子どもたちを救うためにどういうことができるかな? 一緒に考えよう! 例えば、ネットで調べてお金をどこかに寄付することとかなら、すぐにでもできるね。
語りかけ例文8
◯◯ちゃんは、どんな夢を持っている? パパは小さい時に◯◯になりたいって思っていたな。
レバイン式子育て®の初心者にとっては、こうした語りかけは少し難しいかもしれませんが、上と同じようにSTEP1〜3の手順を踏みながら、オリジナルな親子会話をするようにしてみてください。
いずれにしても、この絵本を読みながら「夢は魔法である」ことをお子さんとたくさん話してみてください。もちろん、正解はないので話がどんどん広がっていってもOKです!
大人のさらなるインプットのために
この絵本を読むだけでも、大人にとっても勉強になりますが「このテーマについてもっと深く知りたい」と思うなら、この絵本の映画版(邦題『風をつかまえた少年』)もオススメです。現在は、U-NEXTなどで観ることができます。絵本に書いていなかったような細かいエピソードも出てきますし、当時のウィリアムがどんな厳しい状況に置かれていたのかをもっと深く知ることができるようになります!