レバイン式子育ての用語集

レバイン式子育てのような、いわゆる「グローバル子育て」について話す時に、どうしても日本まだあまりまだ知られていない用語が出てくるので、こちらのページに、レバイン式子育てに最も使われる表現や専門用語を記載いたします。

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1〜2分の日頃の親子対話を通して、親子の自己肯定感と主体性、社会性を育てるグローバル「対話型」子育て法。日本の教育と文化的な強みもフレームワークの中心にあるため、日本で初じめての「ハイブリッド子育て法」として知られている。お子様の対象年齢は0歳〜100歳までであり、親子共に世界について学んで考えて議論して、リーダーシップを発揮して行動する子育てと教育フレームワーク。

エンパシーの基本的な定義は「 他人の状況を想像して相手の気持ち、もしくは経験に共感する能力」だが、レバイン式子育ての文脈でエンパシーを定義すると更にこの3つの要素が含まれる。  

1)相手の価値観が違うことを求める
2)他人の苦しみを認めること
3)他人の苦しみを見たら、行動をすること

つまり、相手が違う価値観を持っていることを知っている(それが当然である)ため、自分と違うところでその相手が苦しんでいるかもしれない、ということを想像して、その苦しみをなくすために何とかしてあげることです。

エンパシーはビジネスにおいても、政治の世界においても、もちろん日常的な人間関係においても、人間として欠かせないことです。つまり「いい人間になること」です。

全世界で認められている2大国際教育プログラムの1つ(略:IB)。日本でグローバル人材を育てるため、日本政府が積極的にIBを日本で広めようとしている。IBは、「世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。」※アイシャ(LM開発者)は高校ではIBだったため、その影響も受けて、LMの「基礎」としてIBと似ている様子が多い。

⇒関連ウェブサイト:文部科学省IB教育推進コンソーシアム

「私は誰?」であること。自分が自分をどう定義すること。アイデンティティはアメリカの子育ての中で0歳から日頃の接し方の中で親御さんは子どもに考えさせる大事なテーマであり、アイデンティティ意識の強いお子様の方が、将来に高い自己肯定感も持ち、より自分らしく行きていけることが一般的に知られていて、非常に大事にされている子育てテーマである。

「クリティカルシンキング」は、和訳すると、「批判的思考能力」となります。言い換えると、何らかの問題か課題に直面している時に

  • その問題をちゃんと理解すること何か(本質的な課題は何かを本当に理解しているかどうか)
  • その問題を「批判的」に考える
  • その問題をクリアするために、新しい情報を調べたり、あるいは今ある限られた情報をうまく使って、その問題を解決するために、仮説(アイディア)を立てたり、答えを出したりする

論理的思考が必要とされる思考過程なので、正確に言うと、0−3歳のお子さんはクリティカルシンキングはできません。ただ、将来にクリティカルシンキングができるための「脳作り」は0歳から始まります。例えば

  • 0歳〜ものを何回も落としたりして、結果を観察する
  • 親の行動や顔の表現を観察する

親子で世界について考えて議論できるために、「意見が出やすい」親子関係を築く必要がある。「意見が出やすい」親子関係のために、まず、親が子どもと話す時に、日本で一般的である「一方的に親御さんが話す(教える)のではなく親御さんも自分の意見を伝えてからお子様の意見を求めて2人で考える、という流れに変える必要があります。「教える子育てから「考えさせる」子育てへのシフトを起こす必要がある。その親子対話の流れに3つのステップがある。各ステップは下記ご参照ください。

欧米で「ダイバシティ」(Diversity)と呼ばれていて、一般定義は、人種、民族、性別、性自認、性的指向、年齢、社会階層、身体的能力または属性、宗教または倫理的価値体系、国籍、政治的信条を含むがこれに限定されない、人間のさまざまな違いのことである。簡単に言い換えると、みんなが違うことを理解し、人間全員の違うを受け入れること

解剖学と生理学を指す。これには性染色体、性ホルモン、性器、外性器が含まれる。生物学的性別はどこでも同じ(同じ人間ですから)。どこに行っても、男性は同じような生物学的特徴を持っている。男性はXY染色体を持ち、ペニスと精巣を持ち…等々。
出典:https://www.raisingzoomer.com/article/2016/1/6/sex-and-gender-101 

男性と女性が生物学的な性別に基づいて期待される社会的・文化的役割のこと。
出典:https://www.raisingzoomer.com/article/2016/1/6/sex-and-gender-101

人や社会が無意識のうちに性差や男女の役割、そして性的マイノリティなどの人々について固定的な思い込みや偏見を持つことである。
出典:こちら

つまり「女の子だからなんとなくピンクを与える」とか「男の子だから戦いごっこするのは普通」などのような、あまり根拠のない、社会の「イメージ」でできている考え方。

親御さん自身が意見を持ってお子さんに伝える。意見をお子様に伝えることによって「意見を持って楽しく話す」必要性をお子さんに見本として見せる。
※ステップ1は、国際教育カリキュラム(国際バカロレアやAレベル)の基礎でもあり、やり方が非常に似ている。

親御さんが子どもに様々な世界の情報に触れさせ、彼らの視野を広げる。0歳から行うべきであり、0歳からでも、貧困問題や多様性、アイデンティティなどについて、日頃の生活の中で1日1〜2分話す。

世界について子どもの意見を求める。「あなたはどう思う?」という質問。
※多くの日本人の親御さんは、ステップ3から始めたがる(自分の意見を伝えるよりも、人の意見を聞いた方が若干楽ですから)。しかし、ステップ3から始める親御さんは「どう思う?」とお子さんに沢山聞いても「分からない」で終わってしまうケースがあり、結局、ステップ1に戻る親御さんが多い。

レバイン式子育てのステップ2では、絵本や図鑑に加えて、日常生活の中に自然に存在するもの(映画・音楽・ニュース番組・子ども新聞)と場面(料理を作る時・保育園の帰りに)と親の体験談(お仕事や過去話しなど)を活用して、子どもに世界の情報をたくさん与える。この1つ1つの情報がいくら小さくてもお子様にとって大事な「新しい知識」になり、その知識のことを「インプット」と呼んでいる。

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