目次
「いつ」手を差しのべるべきから「どのように」手をさしのべるかにシフトした
はじめましてこんにちは!日本の文化大好き!と申します。
妊娠期にレバイン式子育てに出会い、とても素敵な子育て法だなと思い、胎児期からお世話になっております(笑)毎日ヒーヒーいいながら、ときに子供の反応に爆笑しながら子育て邁進中です!
さて、子育てしていくなかで、ある日素朴な疑問が・・・・
「子供が困っているとき、すぐ手をさしのべるべきなのだろうか?」
です。インターネットや本などでいろいろ調べた結果、その本やインターネットなどによって理由はそれぞれでしたが、結局のところ
「すぐに手をさしのべるべきではない」
と書いてあることが多かったです。その多くが「子供の自立心の向上を妨げる」という理由でした。でもここで疑問を抱きました。
いや、まあ・・・ (ㆆ ㆆ).。o
うすうす気が付いてたし、そうなんだろうけど・・・(正直な感想)
実際子育てしていくなかでは、ある程度手を差し伸べたほうが学習が早いときもあったし、見守り声掛け程度のくらいのほうが良かったこともある。正直子供がおかれた環境や状況、子供のその日の気分によって手を差し伸べるタイミングや方法かえていたほうがうまくいってる気がするけどな?・・・ってこともあったので、そこでいろいろ考えた結果、
「すぐに」や「時間をおいて(見守り)」というような、
「いつ」手を差しのべるのが重要なんじゃなくて、
「どのように」手をさしのべるか?が重要なんじゃないか?
という考えに至りました。
そこで!!思い出したのがレバイン式子育てでした。もともとレバイン式を始めてから、「親と子供は対等な関係」そして「主体性」「自己肯定感」をメインに取り入れてきたのですが、これを「子供が困っているときに導入してやってみよう」と思い立ちました。
子供が困っているときに私がまず始めたこと
困っていると思っても、とりあえず近く、もしくは遠くから
※子供の年齢は気にしない
子供が困っているとき、言葉がまだ正確に理解できない年齢から声掛けして、手助けになるのか?と思うかたもいらっしゃるかもしれませんが、もしかしたら子供は集中しているだけかもしれないし、試行錯誤を楽しんでいるかもしれない、今まさに困難をのりきろうとしているかもしれない状況の可能性もあり、自立心や興味をもって物事にとりくむ心を邪魔する可能性を考えたら、見守りや声掛けだけというのも立派な手助けになると思い、この2択にしました。
実際に手助けする
1)子供が困っていることの解決策を、子供の横で「お母さんもやってみよっと」等いいながら、見本を見せる。これをやったことによる子供の反応
- 「なるほど!そういうやりかたもあるのか」と感じたような行動をとり再挑戦
- 「もう一回見本見せて」みたいな雰囲気の動作をしたこともありました。「お!これは主体性を伸ばせているかもしれない!」とうれしくなったことがあります。
また、手助けするときは必ず「そのやりかた大変そうだけど、できそうだねがんばれー」と応援したり、最終的にできるかどうかより、子供が何でつまずいてるのか観察することを重要視して、最後に「こうやったらできるかもよ」と提案しながら少し手をだす。できなかったら一緒にやるようにしています。
この2つで意識したことは、レバイン式子育ての「対等な関係性」で、「まずはあなたの意志(やりかた等)を尊重しますよ」というのが伝わるように接したことです。この方法を繰り返し行ったことで、子供もなんとなく理解できたのか、子供が困ったとき、以下のパターンができました。
4つのパターンができた
- 「困ってる?助ける?」に対し、「手助けいらない」という意味(例えば横に首をふるなど)を伝える
- 「無理だからやって」といっているように私に伝える(持っているものを差し出したり、その場所につれていこうとしたり、光の速度で「無理」と発言してやってアピールしたり/笑)
- 私にはあからさまに困っているように見えて私は無理だと思っていたけど子供の頑張ででできた(見守っていただけ)
- 子供自身でがんばり、できないけど「できない」ことに納得して次の工夫をしたり次の行動をしたりする。
④に関しては親としては「もうちょっと頑張ってほしい」こともありますが、何もいます ぐできなくてもいいことや、その内容が遊びなら、娘の判断であきらめてもいいかなって 思ってます。しかしながら、後々それが生活動作(ズボンをはくなど)などあきらめては いけない内容になった場合は、積極的にかかわります。状況によってはもちろん上記以外 のかかわり方もしますが、①~④のように、
私が子供が困っているかどうか決めるのではなく、子供が助けが必要かどうかを決めてもらう
という方向性に意識を変えました。どんな方法で子育てをしても、①~④については成長過程でそうなるかもしれませんが前述したように、子供に対する接し方をレバイン式子育でいう以下のふたつを念頭におき
「対等な関係」
- 始めからやってあげるではなく、子供がどうしたいかを常にききながら接する「あなたの意志を尊重します」
- 子供の行動に対して、何かを提案する=押しつけにならないように気を付ける
を中心に接したことで、
◎私が「困っている、助けてほしい、手伝ってほしい」とお願いすると助けてくれる。
◎パターン化された私の行動に子供が気がづき、予測して行動し助けてくれる。
例:子供が遊んでいる最中でも、私の行動に気がつき 「(次にこれつかうよね?)はい、どーぞ!」と使うものを片っ端からもってきてくれる。
◎お願い事がちょっと長くても静かにきいていてくれる(実行できるかは別ですが)
例:〇〇ちゃん、お母さんいまおうちのお仕事しなきゃいけないからだっこしてあげたいけどできないのね、だからお父さんにだっこしてもらうのはどう?
というような逆パターン(私が困っているようなら娘が助けてくれる)の行動が増えたなと思うことが多くなりました。
実際に手助けをする:物理的に助けるとき
LEVEL 1
「開けられないってお母さんに教えられたのすごいね!いいよ!」=私がペンの蓋をあける
LEVEL 2
「あれ?開けられないかー?もう一回やってみてー?(できないとわかっててもあえてやってもらう=娘がどこでつまづいているか確認)ほんとだ!じゃあお母さんやるね!)」=私がペンの蓋をあける
LEVEL 3
蓋を少しあけ、「よし、〇〇ちゃん引っ張ってみて!」=簡単にあけられるように細工。
LEVEL 4
今までの手の機能を考えると、おそらくできると踏んで、ペンの蓋を娘に向け、「よし!!一緒にやろう!!〇〇ちゃんキャップもって!!!お母さんこっちもってるからがんばってひっぱるんだよ~、せーの!!」=私がペンを固定して娘がキャップをひっぱることで、蓋があく→「すごいね!!自分で開けられたー!!やったあ!!」 とほめちぎる。
一番、娘の表情がよかったのは?
この中で、娘の表情が一番よかったのは、やはり「レベル4」でした。
一緒にやるという共同作業で、お母さんに応援されて蓋をとること自体が楽しそうだったし、蓋を開けたあと「とれた!」と嬉しそうな表情をしていました。レベル別に書きましたが、別にどれからやってもいいと思います。私は最初は簡単にし、徐々に難しくするほうが娘の達成感(自己肯定感=自分にもできるんだ!)が得られやすいと思ってこの順番にしました。
私は子供の自己肯定感や主体性を伸ばす方法をいろいろな方法で取り入れたくて日々いろいろ考えて上記のようなかたちになりましたが、もちろんこれが正解というわけではないと思います。
正直なところ、
みたいな場合(笑)は、「ごめんね、〇〇自分でやりたいよね、でも今はお母さんがやっちゃうね」と声かけしながら行ったり(いったところで子供の気分がそぐわないと怒って大変ですが)、例外として、私が全部やってしまいます。
またもしお子さんがお話が上手にできる年齢であるならば、「おかあさん、家事とかお仕事で〇〇が困っていても、気が付かないこともあるかもしれないから、そのときは、おかあさんに困っていることを教えてね」等を繰り返し伝えれば、子供のほうから「助けて」と発信してくれる可能性もあり、困ったときに助けてあげるべきか?と悩む機会も減ると思います。
日々いろんな状況があり、毎回同じようにはできないけど、できる限り上記のやりかたで子供との、言葉もそうですが、とくに
心のやりとりをしたいとき、レバイン式子育ての要素をとりいれると、言語・非言語でのやりとりが円滑にできていると感じることが多くあるなと実感している今日このころです。
長くなりましたが、読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも皆さんのお役にたてたら、何かのヒントとなればうれしいです。